指の第一関節が変形して痛みがある病気は?その原因と自分でできる対策はこれ!


「最近指が変形してきて痛いんです。特に第一関節っていうんですか?爪の近くの関節が気になって気になって。年齢だからしょうがないんですかね?もしかして、リウマチですか?!検査した方がいいですかね?」

と、いう相談を40代〜60代の女性患者さんから良く相談を受けます。
また、喫茶店や飲食店で隣に座っている女性グループの会話でもよく耳にします。

この記事をみているということは、あなたもその悩みを持っているのかもしれませんね。

指の変形って、女性にとって辛いですよね。
女性の楽しみである、ネイル。
「ネイルをすると気持ちが晴れる。」「気分が上がる。」「ウキウキする。」

僕は男だからしたことないですが、女性はすごくハッピーになるんですよね。とってもいいことですね。

が!

第一関節の変形が強くて、ぽこっと骨が出て、指が膨らんで見えたり、曲がって見えたり、赤く腫れて痛みがあると、、、、。

どうでしょうか?ネイルで気分が上がっても、変形の痛みや悩みで気分が下がるのではないでしょうか?

そこで、この記事では、「第一関節の変形について解説と、今すぐできる自分での対策について」紹介します。

原因や状態について知りたい方、自分で対策して、痛みを減らしたり、変形をできる限りとどめたい方は参考にしてくださいね。

第一関節の変形の疾患名は何?

代表的なものは「へバーデン結節」

「へバーデン結節?なんでそんな名前?」と思われたかもしれませんね。

イギリスのへバーデン医師が初めてこの疾患を報告したから、その名前がつけられただけで、意外と深い意味はありません。

腱鞘炎で有名なドケルバン病も、ドケルバンさんが第一報告者だからですね。

だいたい病院で、難しい名前がついてるカタカナのやつは発見した医師の名前なんで、豆知識として知っておいてください。

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では、本題へ。「へバーデン結節」とは?

「手の指の第一関節(爪の下の関節)が変形し原因不明の疾患」と定義されています。
※引用元 日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/heberden_nodes.html

「原因不明??」と思われたかもしれませんが、「原因がこれだ!!」と確定していないから、原因不明と言われているだけです。
例えば、インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因になっているので、原因不明ではありません。そんな感じです。

へバーデン結節は原因不明と定義つけられてはいますが、もちろん「これが原因なのではないか?」という仮説はあります。

代表的なもの4つをあげると、、。

  1. 使いすぎ(家事や仕事)
  2. ホルモンバランス(更年期)
  3. スマホやパソコン
  4. 遺伝

諸説ありますが、主にはこの4つがあげられています。

よく、「私指の第一関節が変形してきて腫れて痛いし、、、もしかしたらリウマチかしら、、?」と、心配される方が多いですが、それはほぼ間違いなく違いますのでご安心ください。

このへバーデン結節の原因でよく、心配されるのが有名な自己免疫疾患である「リウマチ」ですが、
リウマチは主に第二関節、第三関節に痛みや腫れや変形が出ます。

その点は知っておいていただければと思います。

第二関節が変形、腫れている、痛みがある場合は??

プシャール結節

人差し指〜小指の第二関節が、変形、痛み、腫れているなどの症状がある場合は、「プシャール結節」と言われる疾患名になります。

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へバーデン結節(第一関節)
プシャール結節(第二関節)
リウマチ(第二関節、第三関節、手首、肘etc)

ざっと分類するとこんな感じで分けられます。

へバーデン結節の主な症状について

人差し指、中指、薬指、小指の第一関節に「痛み、変形、腫れ、動かしにくい」

  • 人差し指、中指、薬指、小指の第一関節が赤く腫れる
  • 変形がみられる、曲がっている
  • 痛みのため、グッと指を握ることが辛い
  • 第一関節のあたりに赤く水ぶくれのようなものができる

この4つが代表的な症状になります。

へバーデン結節で悩む人が多い年代、性別は?

へバーデン結節で悩んでいる人が多い世代、性別は、40代以降の女性。と言われています。が!

多いのはが40代以降の女性ですが、もちろん男性にもおこります。医療機関を受診する方のほとんどが女性ですが、男性がおこりにくいという訳ではありません。普段施術に来られる男性の方の指をみると、へバーデン結節がみられる方は案外少なくないんですね。

「OOさん、指の変形ありますね。特に気になりませんか?」と指のことを聞いても、

「いやー、別に大丈夫ですよ。変形している感じはあるけど、別に使えんことないし。ちょっと痛い時もありますけどね。腰の方は気になるけど手の指は別に大丈夫ですわ」

と、男性は案外気にされてない方がほとんどなんです。

では、本題に入っていきます。

へバーデン結節(指の変形)には、使いすぎより「ホルモンバランス」が原因

女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)が影響している

先ほど、へバーデン結節の原因は原因不明と定義されていて、
諸説ある中で代表的なもの4つをあげると、下記の四つになるとお伝えしました。

  1. 使いすぎ(家事や仕事)
  2. ホルモンバランス(更年期)
  3. スマホやパソコン
  4. 遺伝

この4つですね。

この中でも、特に2のホルモンバランス(更年期)が原因であるという説が一番有力だと思います。

腱鞘炎にしても、手の変形にしても、実際は手の使い過ぎでおこることよりもホルモンバランスの影響が大きいんです。

へバーデン結節=ホルモンバランス+@(使いすぎ、スマホ、遺伝、、)

へバーデン結節の原因は諸説あると言われている。その事実についてはお伝えしました。
僕も経験上、全て考えられると思いますし、間違いではないと思います。

が、一番の基軸になっているのはホルモンバランス(女性ホルモン)と考えています。

それに加えて、使いすぎやスマホやPC、手の使い方のくせ、遺伝、、、などの要素が絡んでくることで発症するということですね。

パソコン、スマホ、子供の抱っこ、スポーツ、美容師さん、介護士さん、スーパーのレジのお仕事など手を酷使する環境にある方に確かに多発するのがへバーデン結節の特徴でもあります。

病院でへバーデン結節と診断された方も「使いすぎとスマホ、年齢が原因だから、無理して使わずなるべく安静にしてくださいね」と指導が入ったのではないでしょうか?

へバーデン結節は女性ホルモン+@によっておこるんです。意外かもしれません「女性ホルモン」が鍵。それについて次に説明します。

女性ホルモンがへバーデン結節の原因に?!

「え?女性ホルモンがへバーデン結節に何の関係があるの?」

そう思われたのではないでしょうか?実は、へバーデン結節の原因に女性ホルモンが影響していることはあまり知られていません。僕も駆け出しのころは考えもつかなかったですから。

女性ホルモンとはエストロゲンとプロゲステロンのこと

女性ホルモンは2種類あります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)。この2つに分けられます。

女性の方は聞きなれた言葉かもしれませんね。

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それぞれの特徴、役割としては、、、

①エストロゲンは女性の身体の発達に関わるホルモン。排卵前に分泌がピークになる。

②プロゲステロンは排卵後に分泌が増えてきます。そして妊娠~出産時に分泌量が増えます。

これが、特徴です。では次に、女性ホルモンがへバーデン結節とどう関係するかについて。

女性ホルモンがへバーデン結節に与える影響とは?

「じゃあこの女性ホルモンがどうへバーデン結節に関わってくるの?」
その解説にはいっていきます。

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エストロゲン…エストロゲンには手の指の骨や関節にくっ付いている腱や腱鞘(けんしょう)の弾力性を保ち、その腱細胞を修復する役割や関節を包む膜の腫れをとる坑夫種作用があります。

そのため更年期以降、閉経後はこのエストロゲンが減少するため、へバーデン結節や腱鞘炎の発症リスクが高まるということになります。

そのため、へバーデン結節は50代~60代の女性に多い疾患であり、へバーデン結節になりやすいことに加え、安静にできない環境でより治りにくいのはエストロゲンの分泌減少に関わるということです。

②プロゲステロン…プロゲステロンには手の指の骨や関節にくっ付く腱の通る腱鞘を収縮させる作用があるため、出産後に腱鞘炎発症が多く、育児にて手を酷使することにより、腱と腱鞘の間で摩擦がおきやすくなってしまいます。

すれていく結果、腱鞘が熱をもち、腱鞘炎の発症リスクが高まるということになるんですね。もちろん、第一関節、第二関節にも負担がかかっている状況です。

妊娠~出産時(20~40代)の女性に腱鞘炎が多くなるのは、このプロゲステロンの影響によるものが影響していることもしっておいてください。

実際に当院に来院される腱鞘炎の方は、50代の女性と産後1年未満の方が最も多いです。手の骨の関節に負担がとにかくかかりやすい環境にいるということなんですね。

へバーデン結節が40代以降の更年期の女性に多い理由は、
「閉経して急にエストロゲンの分泌が急激に減ることで関節や腱に炎症がおこりやすくなるから」です。

そこに先述したプラス@(使いすぎ、手の使い方の間違い、遺伝etc)が絡んでくるということですね。

これが、へバーデン結節には使いすぎよりホルモンバランスが大きな原因になっているという理由です。

では、
「どうすれば予防できるの?進行を防げるの?少しでも楽にできるの?」という疑問が湧いてくると思います。

それに関しては次に説明します。

女性ホルモンバランスに関するケアを

 

※音声が出ますので、音量と環境にご注意ください。

まずは食事から

マグロ

よく、「自分でできることは何かありませんか?」と意欲的な患者さんからはそう質問を受けます。


イメージとしては、ストレッチが大事と思われるかもしれませんね。確かにストレッチも大事です。指、前腕、上腕、肩、、。と指以外もストレッチすることが効果的ですが、それ以上に大事なのが「食事」です。

女性ホルモンがへバーデン結節に関係しているので、そのホルモンを増やす食事をとってもらうほうが効果が高いと言えます。

女性ホルモンが関係する食べ物と言えば、大豆製品に含まれる「大豆イソフラボン」が有名です。

納豆・豆腐・おから・みそ・マグロ・カツオ・アボガドなどに含まれています。
そしてビタミンEなども大事。

エストロゲンは卵巣で作られますから、その卵巣の老化を防いでいるのがビタミンEです。
これはモロヘイヤ・かぼちゃ・アーモンドなどに含まれています。

このように、食事に対しても気をつけるようにすることも大事になります。

食事に関してはいますぐ取り入れることができるので、スーパーで食材を選ぶときの参考にしてください。

ツボを刺激する

湧泉(ゆうせん)

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足裏のこのツボをゆっくりおさえましょう。注意点は強くグリグリしないことです。強く刺激しても逆効果で組織が傷ついてしまうので気をつけてください。1~2分で十分ですので、行うようにしてください。

太谿(たいけい)

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内くるぶしとアキレス腱の間にあるこのツボをゆっくりおさえましょう。注意点は強くグリグリしないことです。強く刺激しても逆効果で組織が傷ついてしまうので気をつけてください。1~2分で十分ですので、行うようにしてください。

東洋医学では陰陽の考え方があり、そのバランスが崩れてしまい女性ホルモンに影響がでると考えられます。この2つを日々刺激してあげるようにしてみてください。

第2チャクラを整える

チャクラは聞いたことある方も多いのではないでしょうか?女性に人気のヨガをされたことがある方はご存知だと思います。身体に1~7までチャクラがあり、女性ホルモンに関する第2チャクラを整えることも有効です。

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丁度おへその下くらいですね。上図のオレンジ色の部分が第2チャクラになります。ここに両手を重ねてそっとおき、目を閉じてゆっくり深呼吸を3分ほどおこないましょう。だんだんリラックスしてくるはずです。また、少し手をあてた部分がほんのり温かく感じてくることもあるので、そういう感覚も意識して感じながら行ってみてください。

このツボを刺激すること、第2チャクラを整えることで女性ホルモンのバランスを自分で整えるようにしてみてくださいね。

おわりに

「第一関節の変形について解説と、今すぐできる自分での対策について」紹介してきましたがいかがでしたか?

へバーデン結節、プシャール結節、リウマチ、、。いろんな疾患名がありますが、ご自身の状態とてらしあわせてみてください。その上で、自分でできる対策を早速取り組んでいただければと思います。

もちろん、一度専門の医療機関で診断を受けることをお勧めします。
その上で適切な処置をしていくことが大切です。

川上健史郎

著者:
 川上 健史郎
所持資格:

中学時代にヘルニアを克服し競技復帰したことをきっかけに治療家を志す。柔道整復師・コアコンディショニングトレーナー・自律神経整体・介護予防訓練士の資格を取得し、某Jリーグのユースや整形外科での治療、学生競技のトレーナー、高齢者に向けた体操教室の講師活動をしながら日々治療にあたり、今に至る。

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