左手の親指先だけがピリピリチリチリと痺れる原因は?


「最近左手の親指先だけがしびれる…」

こんな状況が続くと、「なんでだろう?怖い病気かな?」と不安になるのではないでしょうか?

「スマホの操作のしすぎかしら?もしかして脳の病気?それとも何かの前兆?」と心配されてかかりつけの病院にいかれたかもしれませんね。

かかりつけの近所の病院で診てもらったところ「特になにもないから様子をみておいてください」
医師からそういわれて安心したと同時になんで左手の親指先だけがしびれるのか?と疑問を抱いているあなたへこの記事を作成しました。

病院で脳や血液検査では特になにもないということだとしても、指先だけが痺れ続けることって実はよくあります。
また、そのほとんどが生活習慣の中での問題。いわゆる指の使い方ですね。

使い方を変えるだけでそのしびれは案外スッととれたりするものです、では本題に入りますね。

指先だけがしびれる代表的な「指神経麻痺」とは?

 

怖い病気ではない場合、一番考えられる疾患

  • 指先だけがしびれて、なかなか治らない。
  • 病院で検査しても怖い病気ではない。
  • 手根管症候群や肘部管症候群、頚椎ヘルニアといった整形外科疾患ではない。

これらにあてはまる場合は、「指神経麻痺」が一番考えられます。

聞いたことないですよね?どういうものかは字のごとくです。
指の神経が麻痺する症状ですね。

麻痺と聞くと怖いですが、指の神経が圧迫や牽引されてしまってぴりぴりしたりしびれている状態です。完全な麻痺状態にまでなることは稀です。

では、指神経についてまずは紹介します。

指神経の解剖図

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(画像引用元:http://www.yumoto-ortho.jp/)

この画像は右手の親指の手のひら側です。この2本が指神経となります。この指神経は各指にあり、この画像には手のひら側しか映っていませんが、反対側である手の甲側にも2本あるので、指1本に4本指神経があるということになるんですね。

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この画像は手のひら側の5本全ての指神経になります。赤矢印で記された2つの部分をみてください。親指の2本のうち1本が損傷されていると、斜線部がしびれるということですね。また、示指(ひとさし指)も同様です。

各指、指神経が4本(手のひら側2本、手の甲側2本)ありますから、損傷される神経によってしびれる場所が変わるということですね。

あなたは左手の親指が痺れているということでしたら、位置によってどの指神経が関わっているか予測がつきます。その指先のしびれている範囲よりもカラダの中心に近い場所で神経の損傷がおこっている可能性が高いということですね。

指神経麻痺の症状は?

指神経麻痺の症状としてはどのようなものがあるでしょうか?代表的な3つがあげられます。

  • しびれ
  • ぴりぴりとした痛み
  • 感覚がにぶい

この3つが代表的な症状ですね。その中でも一番多い症状はしびれです。

指神経は感覚神経なので、指を動かしにくくなったり指がやせほそったりということはありません

指神経麻痺の原因は?

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原因としては、ほとんどが生活習慣の中で指神経へ負担をかけていることです。

上図のように指の神経を圧迫したり刺激が入り続けたりすることで損傷がおこります。そうなることでしびれなどの症状がおこってくるというわけですね。代表的な例をあげると…

  • ボールペンや鉛筆などを日々多用する。
  • スマホの操作が非常に多い、ゲームなどで夢中になって指を画面に押し当てている
  • 筆圧が強いことによる指神経の圧迫
  • 大工さんのトンカチや料理人の包丁による指神経の圧迫
  • 楽器を演奏する。(部活や趣味)
  • 重たいものを持つ習慣がある。(重いスーパーの袋を指にひっかける)

などなど。。

ほとんどが仕事や生活の中での指への負担がかかっていることが原因になります。

特に多いのが筆圧と楽器のパターンとスマホですね。毎日のことで自分では普通にしているつもりが実は原因になっていたということが多いんです。

また、主婦の毎日の買い物でも起こります。スーパーの袋って家族が多いと特に重くなりますよね?買い物をして重いビニール袋を指に食い込ませながら家まで歩いて帰る。そんな習慣があることで指先がしびれることも多々あるんですよね。

治し方は習慣を変えるだけでもいい

 

「もしかして…」

と思い当たる場合は、今すぐその原因である習慣を変えてみてください

それだけで、神経の負担が減ったまま生活できるので損傷された神経が修復されて治っていきますよ。

また、痺れている指をいつどのように使っているか?意識しながら生活してみてください。

意識すると、
「あれ、この時に意外と指に力を入れているな。負担がかかっているな。使いすぎているな。。」といったように、原因のヒントが生活に隠れていることが多々あります。

その他にも修復するためにできることは、自分で指を温めることが良いでしょう。血流を良くすることで指神経の修復を狙うことができます。手袋を着用したり、お風呂で温める、カイロを手に持っておくだけでも良いですね。

また、お砂糖の取りすぎにも注意が必要です。

お砂糖は抹消部分の血流をわるくさせてしまいますから、日々摂取していると痺れの症状が治りにくくなります。
食事面で、お菓子やアイス、ジュース、コーヒーにお砂糖などなど…これに関しても振り返りましょう。

ご自身で治すために、早く改善するためにできることは生活習慣を振り返り、修正する。
たったそれだけですが、非常に重要なことになります。

ぜひ、一度ご自身の一日を振り返ってみてください。それが指先の痺れの原因を取り除くことになり、日々ピリピリチリチリとした痺れのストレスから解放されて、以前のようなスッキリした指を取り戻して生活できますよ。

おわりに

 

指先だけがしびれると考えられることについて解説してきましたがいかがでしたか?

「指神経麻痺」という疾患は、自分で習慣を変えるだけで治ることがほとんどです。

指先がしびれるというと、怖いイメージがあると思いますが、ほとんどは怖い病気ではありません。まずは、整形外科などの病院を受診して診断してもらいましょう。そうすることで不安がまず解消されることが大事だと思います。

検査で怖い病気がないことがわかれば、指先だけがしびれる場合はこの指神経麻痺が考えられますので、一度生活を見直してみてください。

意外なところで指に負担がかかっているかもしれません。

しびれは身体からのSOSサインです。身体が助けてとサインをだしているので、それに気付いてあげて、身体をいたわってあげましょう。

著者:
 川上 健史郎
所持資格:

中学時代にヘルニアを克服し競技復帰したことをきっかけに治療家を志す。柔道整復師・コアコンディショニングトレーナー・自律神経整体・介護予防訓練士の資格を取得し、某Jリーグのユースや整形外科での治療、学生競技のトレーナー、高齢者に向けた体操教室の講師活動をしながら日々治療にあたり、今に至る。

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