自律神経失調症の原因はストレスとは限らない!?


ストレスにより自律神経が乱れる事により起こるめまいや耳鳴り、食欲不振、不眠などの身体の症状を自律神経失調症と呼びます。

また、精神的な症状としては、イライラや不安感、疎外感、落ち込みがあり、人によっては感情の起伏が激しくなるなど症状は多岐にわたります。

ストレスが多いと、自律神経が乱れて自律神経失調症になると言われてきましたが、本当にそうでしょうか?

ストレスが原因だと診断されて、薬をもらっているけど、改善の気配がないという事はありませんか?

投薬で改善すれば問題ありませんが、改善しないとすると、自律神経失調症とストレスが関係ないかもしれません。

投薬で改善しない人は、こちらのブログで本当の原因を探れば、改善の糸口が見えるかもしれません。

 

自律神経失調症とは

厚生労働省の定義では、

自律神経失調症は、自律神経がストレスによって正常に機能しないことによって起こるさまざまな症状の総称です。

全身的症状としてだるい、眠れない、疲れがとれないなど、器官的症状として頭痛、動機や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど多岐にわたります。
精神的症状として、情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が現れることもあります。

治療法として、ホルモン剤などによる対症療法や睡眠の周期を整える行動療法などがあります。

ストレスのコントロールと生活習慣の改善(規則的な睡眠と食事)が最も大切なことです。

これが一般的な認識ですが、本当にそうでしょうか?

現代医学においてはよくあることですが、原因を特定しているわりには改善には結びつきません。

現に難病と呼ばれ治療が困難とされる症状も年々、増えていっています。

本当に原因が特定できているのなら難病は減っていかないといけません。

実際は原因不明の症状がほとんどなのです。

近年では、東洋医学などの治療が人気を集めています。

背景には、薬を出すばかりで症状の改善が見られない西洋医学への不信感があります。

さらに、症状はマシになったけど薬漬けの毎日で、今までとは違った体調不良が現れたという話もあります。

頭痛を治める薬を飲み続けた結果、薬物乱用頭痛になったという話は、まさに西洋医学における対処療法の最たる問題の一つです。

これでは何のために治療をしているのか分かりません。

自律神経失調症も薬で症状の改善が早期に出来れば良いのですが、症状に改善が見られなかったり薬の量が増えていくときには注意が必要です。

 

自律神経失調症とストレス

自律神経の乱れは、交感神経が過剰に働くことから起きるのです。

うつとは、交感神経も働けなくなってしまう状態ですが、自律神経の最初の乱れは、必ず交感神経が過剰に働くようになっているのです。

人間は、ストレスがかかると交感神経が興奮し、臨戦態勢を整えます。%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%a9

しかし、ストレスはマイナスなものばかりでしょうか?

例えば、目標に向かうためのストレスは、自分にとってプラスに働く要素があります。

ただし、プラスになるストレスはあまりにも少ないのが現状ですね。

ここで見落としがちなのが、交感神経が興奮した後に本来なら、身体はリラックスに向かうのですが、その機能が働いていないという事。

つまり、リラックスのための副交感神経が働かないという事ですね。

単純な話で、同じ量のストレスを受けても、自律神経が乱れる人とそうでない人がいます。

その違いは何でしょうか?

  • 小さい頃から、過酷な環境で育った人は、ストレスに強い傾向にあります。
  • 逆に、温室で育った子供は、大人になってから挫折しやすい傾向にあります。

この違いが、身体にどんな影響を及ぼしているか、ご存知でしょうか?

要は精神面での刺激がプラスに働きやすい人と、マイナスに働きやすい人がいるという事です。

これは性格の問題ではなく、実は身体の問題でもあったのです。

 

人体の不思議!ストレスに対する身体の反応とは

 

ストレスの種類に関わらず、人間の身体は一定の反応を見せます。

反応するのは、

  1. 神経系
  2. ホルモン系
  3. 免疫系

上記の3つになります。

神経系が原因の自律神経失調症

興奮する交感神経は、背骨の中でも首と背中から出ているので、背骨が固い人はストレスに対するコントロールが出来ません

背骨の固さは姿勢を歪ませるので、余計に力が入ってさらに背骨が固くなるの悪循環です。

普段からデスクワークで運動不足の人によく見られる状態で、自律神経失調症の人の多くは背骨が固くなっています。

背骨が固い人の多くは猫背の人が多く、猫背の原因としては、胃腸虚弱が潜んでいる事もあります。

よく姿勢が悪いから自律神経失調症になるという人もいますが、姿勢が悪い原因として胃腸虚弱の体質があることもあります。

そのため、自律神経失調症を治すためには胃腸虚弱から治して、背骨の柔らかさを出す事が自律神経失調症の改善につながることも多いのです。

ホルモンが原因の自律神経失調症

また、ホルモンだと副腎(ふくじん)と呼ばれる腎臓にくっついている臓器から、糖質コルチコイドと呼ばれる亢ストレスホルモンを出しストレスに対抗します。

この糖質コルチコイドというホルモンは血糖値をあげる働きもあるので、元々、高血糖の人は分泌されにくいという特徴があります。

そのため、同じようにストレスを受けても亢ストレスホルモンである糖質コルチコイドの分泌量には差が出てしまいます。

もう一つの原因として副腎疲労があります。

糖質コルチコイドは副腎から分泌されますが、副腎が疲れていると分泌がされづらく、ストレスに対抗しづらくなります。

副腎疲労の主な原因は血流の悪化にあります。

  • 高血圧
  • 高血糖
  • 高脂血症

などの状態にある人は血流がドロドロなので、副腎疲労を起こしやすくなります。

副腎疲労の状態はうつ症状とも間違えられやすく、肉体面での強い疲労感もありますが、

  • 落ち込みやすい
  • 集中力がない
  • やる気が出ない

といった症状も引き起こします。

まずは、血流の改善のために水分を摂る事や、高血糖や高血圧の原因となる食生活を改善することも必要です。

 

免疫が原因の自律神経失調症

免疫力は小腸での腸内環境が左右します。

腸内環境は性格にも影響します。

以前、あった実験で、

女性40名の排泄物から腸内細菌を採取し、それぞれの構成を調査。それと同時に、被験者にさまざまな人物や状況などの画像を見せながら、MRIで脳内をスキャンし、そのときの感情的反応を確認した。

その結果、特定の細菌グループが「感情の反応」に影響を及ぼしているらしいことが判明したのだ。

まず「プレボテラ属」の細菌が多く分布していた被験者7名は、ネガティブな画像を見せられたとき、「不安」や「苦悩」などのネガティブ感情を強く感じたという。

米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(『Psychosomatic Medicine』2017年6月28日掲載)

という報告がありました。

このように腸内環境は免疫力を左右するとともに、精神面にも強く影響することが分かりました。

免疫力は興奮状態だと弱まる性質があるので、免疫が強い人ほどリラックスしやすいという特徴があります。

免疫が強い人とは腸内環境が良い状態の人です。

つまり、最近のアレルギー増加からも分かるように腸内環境が悪く、免疫力の弱い子供が増えているのが、ストレスに弱い人間になるという事ですね。

つまり、問題なのはストレスの強弱よりも、それに対する身体の弱さがあります。

ストレスに弱い人の身体の特徴をまとめますと

  1. 首から背中の背骨が固い
  2. 副腎が疲れている
  3. 免疫力が低下している

以上の3つが挙げられます。

ではストレスに強い身体つくりはどうすれば良いのかを次に書いていきます。

 

ストレスに強い身体作り

寝起きに体のだるさや重さを感じたら要注意。

それは睡眠の質が低下しており、身体はストレスに弱くなっているサインです。

睡眠中は、リラックスさせる副交感神経が働き、昼間のダメージや疲労などを回復させているのです。

そのため、朝起きれば元気になっているのが普通ですね。

しかし、寝ている時に交換神経が活発なままだと、身体の回復は十分に行われずに、副腎や免疫の働きが落ちるので、余計にストレスに弱くなる悪循環です。

この悪循環を断ち切るために、質の良い睡眠は欠かせません。

重要なのは、睡眠時間の長さよりも質になります。

例えば、身体の回復が最も盛んに行われる、夜10時から朝の2時の4時間の間を寝れたなら、他の時間に6時間寝るよりも効果的です。

年配の人が早寝早起きなのは、その時間に寝る事で身体の修復が完了するからですね。

また寝る前の食事は、3時間前は食べないのが理想ですが無理なら量を控えましょう。

そして寝ている時に最も負担になる食事は、古い油や食品添加物の多い食事なので、食べるならあっさりした物を少量いただくようにしましょう。

睡眠の質を高める秘訣をまとめると

  1. 夜10時から朝2時を眠るようにする
  2. 寝る前の3時間は食事を控える
  3. 普段の食事から、古い油や食品添加物の多い物は控える

この3点を守れれば、かなり身体はストレスに強くなります

 

腹部のストレッチで内臓を強くする

腸内環境を改善するには腹部のストレッチが有効です。

腹直筋とは腹筋のなかでも、中央を縦のラインに走っています。

なので、こちらをストレッチするとその下にある小腸に刺激を与え、不調を改善します!

やり方は、立膝をついた状態で、上半身を後ろに反らすというものですが、バランスをとるのが案外難しく、5秒キープできれば十分です。

また、余裕のある人は、頭を後ろに向けるまで頑張ると、腹筋効果も加わり、小腸への効果が大です!

 

補足

質の良い睡眠がとれていれば、副腎や免疫は回復し背骨も柔らかくなりますが、寝れない人には水分です。

ストレスに弱い人は、身体への水分補給を忘れてはいませんか?

水分不足は血流を悪くするので、回復力も下がります。

すると、体内に栄養素を送ったり、老廃物の処理したりする能力が下がるので、余計に疲労は回復しません。

寝れる人も意識して摂ってもらうと良いですよ。

ただし、アルコールなどの肝臓に負担をかけるものや、コーヒーや緑茶などの利尿作用が強いものは寝る前は控えて下さいね。

 

まとめ

自律神経失調症になる人は、ストレスが溜まる事が問題だと考えがちです。

実際は、ストレスが溜まるほどに、身体のストレスに対する処理能力が落ちている事が問題なのです。

ストレスの発散も大切ですが、多少のストレスに負けない身体作りこそが重要だと考えて下さいね。

まずは、

  • 神経系
  • ホルモン系
  • 免疫系

を強くしてストレスに強い身体を作りましょう。

著者:
カラダゼミ 教授 石水 孝幸
所持資格:
柔道整復師・整体師

全国400人のプロの治療家を指導する治療家。その治療技術を学ぶために全国の治療院の院長が集まります。

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