ちょっと待った!骨盤矯正の前に知りたい嘘・ホント


著者:
カラダゼミ 教授 石水 孝幸
所持資格:
柔道整復師・整体師

全国400人のプロの治療家を指導する治療家。その治療技術を学ぶために全国の治療院の院長が集まります。

%e5%a5%b3%e6%80%a7%e8%85%b0

骨盤が開くからお尻が垂れるんだ!

腰痛は骨盤が歪んでいるのが原因なんだ!

冷え性や足のむくみもまとめて解決するには骨盤矯正が良いって聞いた!

そんな内容の本やテレビが最近増えましたが全てにおいて言えるのは当てはまる人もいればそうでない人もいるという事です。

こちらでは個人差による骨盤の違いと矯正したい時に本当に必要な事について書いていきます。

骨盤の動き方

%e9%aa%a8%e7%9b%a4%e5%89%8d

まずは気お付けでの骨盤の傾斜を考えてみましょう。

骨盤前傾により股関節は屈曲・内旋します。

骨盤後傾により股関節は伸展・外旋します。

具体的に言うと骨盤が前に傾くとハイヒールを履いた時の状態になり内股でお尻が上がった状態をイメージしてください。

後ろに傾くと背中を丸めて座っている時になりがに股の原因になります。

女性は出産に備えて骨盤の前傾がしやすい構造になっているのでO脚の原因にもなりやすいです。

男性はお尻の筋肉が強い人ほど骨盤が後傾しやすく中年以降の下腹ポッコリとぎっくり腰の原因にもなりやすくなります。

よく言うのは骨盤の左右の歪みから腰痛や肩こりなどの様々な症状が出ると言いますが厳密に左右対称な人はいません。

自然を見渡しても左右対称な生き物はおらず歪みはその人の体調で大きく変わりますし歪んでいても健康な人もいます。

問題はなぜ歪んだし状態になっているかという事です。

次は問題となる歪みについて書いていきます。

問題となる歪みとは

%e5%86%85%e8%87%93

問題となるのは内臓下垂による骨盤の歪みです。

内臓下垂とは冷えて疲労が溜まった内臓が本来の位置より下に来ている事により機能低下を引き起こしている状態で健康とは言えません。

多いのは便秘や下痢、冷え性、むくみ、頻尿、のぼせ、いらいら、めまいなどの様々な症状を引き起こします。

内臓下垂がそもそもの原因なら骨盤をいくら矯正しても元に戻ってしまいます。

逆に腰が90度に曲がっていても元気なおばあちゃんは内臓は元気だという事になります。

歪み事態が不調の原因なら生まれつきの側弯症の人は生涯を通して不調でないと説明がつきません。

またバレリーナや宝塚のように姿勢が綺麗な人でも不調を訴える人は存在します。

ただし健康な人の多くは食事にも気を使っているのに気づくでしょう。

その結果として綺麗な姿勢を手に入れるのです。

マラソンを走って疲れた後にまっすぐ立つのが辛いように綺麗な姿勢を維持するのはエネルギーを使うので不健康な人には綺麗な姿勢を維持するのは難しいと言えます。

そんな不健康から来る内臓下垂による骨盤の歪みを整えるには身体を揺らすことが効果的です。

次は身体揺らしの効果とやり方を書いていきます。

身体揺らしの効果

%e5%9b%9b%e8%82%a1%e8%b8%8f%e3%81%bf

揺らすと言う行為は体全体を緩めてリラックスする効果があります。

緊張している状態だと身体の筋肉は固くなり強い筋肉の側へ引っ張られます。

揺らすことで身体の深部の筋肉にまでアプローチでき内臓にも良い影響を与え骨盤の矯正にもなりますね。

やり方は立って足をつま先を外側にし両手をひざの上に乗せます。(四股踏みの状態です)

四股を踏むように片足を軽く上げて降ろした動きのまま膝を押すようにしながら股関節を上下に揺すりましょう。

割りときつい体操ですが股関節周りの筋肉をリラックスさせるには効果的な方法です。

もう一つのやり方は骨盤回しです。

骨盤回し

%e5%a5%b3%e6%80%a7%e9%aa%a8%e7%9b%a4

足を肩幅に広げて立ち両手を腰に添えて脱力した状態になりましょう。

この時につま先と膝が同じ方向を向くように注意して行います。

力が入らないように意識して右回しと左回しを交互に30回ずつ行います。

こちらの方が簡単に行え腹部周りにも刺激を入れられるので内臓下垂の改善にも効果的です。

まとめ

%e5%85%83%e6%b0%97%e7%94%b7%e5%ad%90

世の中には骨盤の歪みが万病の元というのが広まりつつあります。

それは順序が逆で万病を抱えているから骨盤は歪むと言えます。

また歪んでいても健康な人は多くいるので歪みだけに着目するのは間違いです。

身体に起こる様々な症状の多くは内臓下垂から引き起こされるので、まずはそれを改善できるように骨盤の体操も取り入れていきましょう。

「なるほど!」と思ったらあなたの周りの大切な人にもシェアしよう