危険な腰痛!すぐに病院へ行く症状と、おもな内臓の病気とは


著者:
 川上 健史郎
所持資格:

中学時代にヘルニアを克服し競技復帰したことをきっかけに治療家を志す。柔道整復師・コアコンディショニングトレーナー・自律神経整体・介護予防訓練士の資格を取得し、某Jリーグのユースや整形外科での治療、学生競技のトレーナー、高齢者に向けた体操教室の講師活動をしながら日々治療にあたり、今に至る。

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「腰痛」には、「危険な腰痛」があることをご存知ですか?危険な腰痛とは、内臓の病気の一つとして症状があらわれる腰痛のことです。一般的に腰痛といえば、ぎっくり腰や慢性腰痛が思い浮かぶと思います。それらは多くが筋肉や椎間板、骨などによるものですが、内臓の病気による腰痛は放置しておくと非常に危険なんですね。

また、腰の痛み以外の症状でも注意すべきものがあります。腰痛とあわせて、腰の痛み以外の注意すべき症状がでている際は病院をすぐに受診する必要があります。それらは、腰痛と結びつきにくいものだったりするんですね。

そこでこの記事では、「危険な腰痛について」紹介していきます。内容は大きくわけて2つ「腰痛を起こす、おもな内臓の病気」と「すぐに病院へいくべき腰痛以外の症状」について記事にしたのでぜひ知っておいてください。

すぐに病院へいくべき症状

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排尿・排便の異常

もっとも注意して欲しい症状の一つがこの「排尿・排便の異常」です。

よく椎間板ヘルニアに合併するこの症状。

腰痛とともにいつもと比べて、、、

  • 尿が出にくい
  • 勢いがない、弱い
  • 排尿に時間がかかる
  • 知らない間にもれている(尿失禁)(便失禁)
  • 便秘が続き、お腹が苦しい

特に、尿と便の失禁が起こるときには緊急手術をしなければならないことがあります。それだけ、危険な状況ということなんですね。病院にいかれた際には聞かれると思いますが、ご自身でも知っておいてもらいこういうことがあれば、お医者さんに伝えておくと安心です。

発熱

腰痛とともに、発熱を伴う場合があります。それもなかなか引かない状況。高熱はもちろんですが、微熱であったとしても熱が続き、加えて腰が痛む場合はすぐに病院にかかりましょう。

細菌が背骨に感染して、発熱している可能性や、他の病気をともなっている可能性があるためです。

自宅にあったからと痛み止めなどを服用して、一時的に熱が下がってもまた上がったりすることもありますので、熱を測るということもしておくことをおすすめします。

だんだん痛みが強くなっていく場合

腰痛のほとんどは、痛めた際に強い痛みがあったとしても、安静にしていたら徐々にやわらいでいきます。安静にして身体を休めていても、痛みが治まらない場合や強くなっていく場合は注意が必要です。

骨に腫瘍ができている場合などは、だんだん痛みが強くなっていったり、安静にしてもやわらがないことがあるためです。

骨自体に腫瘍ができることは非常にまれではありますが、他の臓器の腫瘍が転移してきやすいのが骨です。

前立腺がん、甲状腺がん、腎臓がん、乳がん、肝臓がん、胃がん、肺がんなどが転移しやすいともいわれています。

 

これら3つの症状が見られる場合はすぐに病院へいきましょう。検査、診断をうけて何もなければ安心ですが、ほっておいて安心できる症状ではありません。このことはぜひ知識として知っておいて欲しいと思います。

腰痛を起こす、おもな内臓の病気とは

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内臓の病気により、腰痛が起こることがあるということは聞いたことがあるかもしれませんね。その内臓の病気によって、症状の現れ方は違います。そこで、この項目では腰痛をおこすおもな内臓の病気と、現れる症状をお伝えします。

泌尿器系

尿路結石…尿の通り道(尿路)に結石ができる病気です。激しい痛みや腰背中、脇腹、下腹部痛。血尿など。

腎盂腎炎…腎臓や腎盂に細菌が感染して起こる病気。高熱、腰背中痛、頻尿・尿のにごり、血尿など。

遊走腎…横になっているときは正常位置に腎臓があるが、立つと下垂する病気。腰痛、わき腹、背中痛など。

婦人科系

子宮筋腫…子宮筋層内の平滑筋細胞から発生する良性腫瘍。月経量の増加、月経時の腰痛下腹部痛、貧血など。

子宮内膜症…子宮内膜が子宮内腔以外の部位に発生して増殖する病気。下腹部痛、腰痛、排便時の痛みなど。

卵巣のう腫…卵巣の中に液体成分がたまって腫れている状態。腹部膨満感、下腹部痛、腰痛、便秘、頻尿、性器出血など。

消化器系

胃・十二指腸潰瘍…胃または十二指腸におこる潰瘍。上腹部痛、腰痛、吐血、下血、胸焼け、吐き気、嘔吐など。

慢性膵炎…すい臓に炎症が起こって、すい臓の細胞が破壊される病気。上腹部痛、腰背中痛、吐き気、嘔吐、食欲不振など。

胆石…胆汁の通り道に結石ができる。右上腹部痛、腹痛、腰痛、発熱、黄疸など。

胆嚢炎…胆嚢内の胆汁に細菌が感染して炎症が起こる。腹痛、腰痛、発熱、嘔吐など。

循環器系

腹部大動脈瘤…腹部大動脈にこぶができる病気。腰背部の鈍痛。こぶが破裂すると激烈な腹痛や腰痛。

閉塞性動脈硬化症…おもに腹部から下肢の動脈がつまったり細くなって起こる病気。下肢の冷感やしびれ、腰痛、休み休みでないと長いこと歩けないなど。

がん

腎臓がん…血尿、腰痛、発熱、体重減少、食欲不振、貧血など。

すい臓がん…食欲不振、体重減少、上腹部痛、腰背部痛、灰白色便など。

子宮がん…不正性器出血、おりものの異常、下腹部痛、腰痛、下肢痛など。

 

これらが腰痛をおこす、おもな内臓の病気と症状になります。腰痛以外に、お伝えしたこれらの症状がみられたらすぐに医療機関を受診してください。

おわりに

「危険な腰痛について」2つ。「腰痛を起こす、おもな内臓の病気」と「すぐに病院へいくべき腰痛以外の症状」をお伝えしてきましたがいかがでしたか?

これらの危険な腰痛、病気はまれではありますが、実際にあります。知識としてしっておいてもらうことで、万が一このような腰痛症状が出たときに対処できると思います。

この記事がそんな保険のような、お役にたてば嬉しいです。

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