ぎっくり腰は椎間板ヘルニアの前兆。その関係性とは?


著者:
 川上 健史郎
所持資格:

中学時代にヘルニアを克服し競技復帰したことをきっかけに治療家を志す。柔道整復師・コアコンディショニングトレーナー・自律神経整体・介護予防訓練士の資格を取得し、某Jリーグのユースや整形外科での治療、学生競技のトレーナー、高齢者に向けた体操教室の講師活動をしながら日々治療にあたり、今に至る。

IMG_2105

腰が急激に、そして激痛が走るとまず頭に浮かぶのが「ぎっくり腰」ではないでしょうか?別名「魔女の一撃」とも呼ばれるほど、激痛で辛いこのぎっくり腰。

ぎっくり腰を経験した方が必ずといっていいほど、不安を感じるのが「これってもしかして椎間板ヘルニアになってしまったのでは…」ということ。当院に苦痛の表情と辛そうな姿勢でなんとか来院された患者さんのお話を聞いていると、この不安を訴えられます。ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの関係性や違いについて知らなくて当然なので、様々な不安が浮かんで当然だと思います。

そこでこの記事では、様々な不安を解消するためにぎっくり腰と椎間板ヘルニアの関係性について紹介します。

結論からいうと「実は、ぎっくり腰は椎間板ヘルニアの前兆である」ということ。その理由を紹介していきますので、あなたの不安解消に役立ててくださいね。

ぎっくり腰は椎間板ヘルニアの前兆

椎間板ヘルニアの多くの方がぎっくり腰の経験者

th_th_2015821mn-135 (1)

「ぎっくり腰」、いわゆる「急性腰痛症」になるのはだいたいが普段の何気ない生活の中で急に発症します。呼ばれて振り返った際に、朝顔を洗っているときに、物を抱えた時に、長時間パソコンをして立ち上がったとき、重い荷物を「せーの」と持ち上げたとき…などなど。

経験された方はこのようなときに発症したのではないでしょうか?

急激に激痛が走るパターンもあれば、ぎくっと違和感をそのときに感じて次第に激痛に変わっていくパターンもあります。ほとんどの場合、このような激痛は一週間ほど安静にしていればケロッと痛みが引いていくものなんです。

ぎっくり腰を繰り返すとヘルニアを発症する原因に

IMG_2105

一度痛みが引けば、「あ~よかった。今度からは気をつけよう。」と、ほとんどの方は腰への意識も高くなり重たいものを持つときは慎重にいったり、疲れがたまっていればストレッチや睡眠に気をつけ、マッサージにいったりという生活を送るようになるなるんですね。

でも、しばらくするとそんな意識も薄れていき、腰に負担をかけていた生活に戻っていきます。

ぎっくり腰になるときっていうのは、「身体に疲労がたまりすぎているため、腰周囲の血流がよくなく、筋肉や関節などが固くなっている状態。そこに、負担がかかる動作が引き金になり発症」。こんな流れがあります。

「ぎっくり腰は癖になる」というのは、ぎっくり腰になる生活習慣を繰り返すため。といってもいいと思います。

ぎっくり腰は繰り返しやすいことで有名ですが、繰り返すことで何がよくないか?といえば「椎間板ヘルニアになるリスクがどんどん上がる」ことです。

ぎっくり腰で椎間板にダメージを繰り返した結果、ヘルニアに移行する

IMG_2106

ぎっくり腰になるということは、腰の筋肉や関節、そして椎間板や靭帯にダメージを与えることになります。椎間板ヘルニアは、腰の椎間板という骨と骨の間にあるクッションです。(上記図の白い年輪のこと)

椎間板はよくあんぱんに例えられますが、椎間板に負担がかかり過ぎるとあんぱんのあんこ(髄核)が外の皮を破って飛び出してしまうんですね、その飛び出したあんこが脊髄神経を刺激することで痛みや痺れを発症します。

このあんこが飛び出した状態を「椎間板ヘルニア」といいます。

つまりぎっくり腰を繰り返すことで、椎間板にダメージを繰り返しあたえてもろくなり、あんこが飛び出してしまい神経を刺激して椎間板ヘルニアになってしまう。

こうなってしまうと、ぎっくり腰になり一週間でケロッと治ることはありません。お尻やふともも、ふくらはぎといった下肢にしびれや痛み、感覚がにぶいといった症状がでてしまうんです。

ぎっくり腰は甘く見ないでください。私はその結果ヘルニアになりました。

り

ぎっくり腰は椎間板ヘルニアの前兆ととらえ、一週間でケロッと治ったからといって油断しないことが大切です。椎間板ヘルニアで悩んでいる方のほとんどがぎっくり腰の経験者です。

といっている私も実は、中学時代に椎間板ヘルニアに悩まされていました。

部活動で激しい練習中、急激に腰が痛くなり、動くのもやっとといった状態で整骨院に運ばれました。治療をしてもらい、練習は休めないので少し楽になったらテーピングやスポーツ用のコルセットをして無理してやっていました。

ある程度落ち着いて、疲労を溜めたまま激しい練習を繰り返していた結果…急激な腰痛(ぎっくり腰)を起こした3回目だったでしょうか。病院で検査をした結果「椎間板ヘルニア」と診断をうけました。

…といった苦い経験があります。

「疲労蓄積→ぎっくり腰」サイクルを断つことが非常に重要

img_574e866ebaeed

疲労→蓄積→ぎっくり腰→回復→疲労→蓄積→ぎっくり腰→ヘルニア

この流れを断ち切れるかがとても重要になります。ぎっくり腰は癖になるのではなくて、癖になる生活習慣があるためです。この流れを断ち切るために、疲労をきちんと回復してあげることが大事になるのは気付かれたと思います。

「睡眠・食事・運動」

この基本3つのいずれかが欠けていると疲労は蓄積します。特に大事なのが睡眠と食事ですね。

睡眠をけずることが疲労を蓄積し、ぎっくり腰に一番直結すると思ってください。

食事は当然バランスを意識してとることが大事ですね。それに食べすぎないことが内臓や身体を疲労させないことになります。

運動は適度な運動(ウォーキングやストレッチ)で走ったりする必要はありません。血流をよくするような運動で十分です。

この3つに気をつけてもらうだけでも、疲労を減らす生活に変わります。単純なことだなと思われたかもしれませんが、この基本がものすごく大事なんですね。これだけで、「ぎっくり腰を繰り返した結果ヘルニアになる」その根本原因である「疲労蓄積」の対処になります。

ぜひ、「ぎっくり腰→椎間板ヘルニア」にならないために、睡眠・食事・運動を意識してくださいね。

おわりに

th_11.10atsumeki132

ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの関係性について紹介してきましたがいかがでしたか?「ぎっくり腰は椎間板ヘルニアの前兆」ともいい変えることができます。実際に私自身がその経験をしました。

ぎっくり腰は一週間ほどでケロッと治っても油断しないでください。

この記事を通して、ぎっくり腰を繰り返して椎間板ヘルニアにならないあなたのお役に立てれば嬉しいです。

「なるほど!」と思ったらあなたの周りの大切な人にもシェアしよう


本気で痛みを改善するための3つのステップ!

病院でリハビリをしているけど、なかなか楽にならない。近くの整骨院に通っているけど改善しない。

それはなぜか?
本当に改善するために必要な3つのステップを知らせてないからです。
もしあなたが、本気で今の痛みから解放されてたいとおもうなら、本物の治療家がすすめる3つのステップをおこなってください。

3つのステップを知る