更年期障害で耳鳴りやめまいがでる原因はストレスと副腎?!


著者:
 川上 健史郎
所持資格:

中学時代にヘルニアを克服し競技復帰したことをきっかけに治療家を志す。柔道整復師・コアコンディショニングトレーナー・自律神経整体・介護予防訓練士の資格を取得し、某Jリーグのユースや整形外科での治療、学生競技のトレーナー、高齢者に向けた体操教室の講師活動をしながら日々治療にあたり、今に至る。

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「めまいや耳鳴りがあってつらい、、更年期障害かしら?」と不安になり病院に検査に行き、「特に異常はありませんね、おそらく更年期の影響でしょう。お薬を出しておきますね」と言われた経験はありませんか?

「異常がないのは良かったけど、更年期だから仕方ないのかな…」と脳や内耳の問題はなくて安心な反面、「このままめまいと付き合わないといけないのかな…」という不安も抱えているのではないでしょうか。

そういう状況だと、更年期障害によるめまいや耳鳴りがおこる仕組みは何か?その対処方法はないのか?という疑問がうまれてくると思います。この記事では「更年期によるめまいや耳鳴りの原因」と「その対処方法」について紹介しますので、参考にしてください。

更年期とは?

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「閉経前後の期間」

更年期とは、女性の場合45歳~55歳の間に最もおこりやすいといわれています。閉経前後の期間に卵巣の機能が弱くなり、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が減少する頃のことをいいます。

更年期により、エストロゲン(女性ホルモン)が減少することになると、脳にある下垂体というホルモンを司る組織が、卵巣からエストロゲンを血中に分泌して増やしなさいと指令を出すんですね。そうすると、卵巣からエストロゲンを分泌しようとしますが卵巣機能が低下しているために増やすことが困難になっています。

そのため、エストロゲンは減少したまま下垂体は卵巣に指令を出し続ける状況が続くため、「ホルモンバランスのくずれ」が起きてくるんです。

当院に来られる女性患者さんが訴える更年期症状で多いのが「めまい、頭痛」「ほてり、汗がとまらない」「イライラする」この3つが代表的ですね。個人差があるので程度も訴える症状も違いますが、ストレスや睡眠、食生活の乱れなどホルモンバランスがくずれやすい生活をされている方の方が症状が強い傾向があるように感じています。

ストレスによる自律神経の乱れも原因になる

先程お伝えしたように、更年期になるとエストロゲンとプロゲステロンといったホルモンの分泌が弱くなります。卵巣の働きが弱くなるためということは理解されたかと思いますが、ストレスが強い環境が続いている方の方がその更年期症状が強くなるんですね。どういうことかというと、ストレスが強い方は自律神経のバランスが乱れやすくなることが関係しています。

実は「ストレスで自律神経が乱れる→副腎に負担→女性ホルモンの低下」この流れができてしまうことが問題。そのことについて説明していきますね。

ストレスと副腎と女性ホルモン

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副腎の知られざる機能

副腎って聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?当院の患者さんに説明の際話をすると「腎臓は知ってますけど副腎は知りませんでした」と言う方がほとんどです。

副腎は腎臓の上にちょこんと乗っかっている臓器です。副腎は髄質と皮質にわかれていて、そのなかでも副腎皮質がストレスと女性ホルモンと関連するのです。

副腎皮質と女性ホルモンの関係は…副腎皮質は性ホルモン(アンドロゲン)を分泌する。性ホルモンは男性なら精巣、女性なら卵巣に働きかけるのですが、これによりエストロゲンが産生されます。卵巣と女性ホルモンの関係は知られていますが、案外副腎でも作られていることは知られていません。これが非常に重要になっているんですね。

ストレスと副腎皮質の関係は…副腎には抗ストレスホルモン(ステロイドホルモン)を分泌・生成する働きがあります。抗炎症作用や炭水化物の代謝、免疫、電解質に関わるのですが、ストレスを受けているとその分泌が多くなりどんどんステロイドホルモンを分泌してしまいます。そうすると副腎が疲労して機能しなくなってくると「副腎機能低下症」という症状がでてしまうんですね。

副腎機能低下症の症状

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ストレスによりホルモンを出し続け副腎機能が低下すると、、、めまい、耳鳴り、難聴、不眠症、頭痛、動悸、疲れやすい、倦怠感、光がまぶしい、食欲の異常などといった自律神経失調症のような症状がでやすくなります。

そのためストレスが多いと副腎に負担がかかり、めまいや耳鳴りがおこるといった仕組みになってくるんですね。

また、この状況になると副腎皮質ホルモンが抗ストレスホルモンを分泌するのにいっぱいいっぱいになる→もうひとつの役割の性ホルモン(アンドロゲン)の分泌が弱る→エストロゲンが産生されない→更年期症状がでやすくなる。

こういった流れがうまれてしまうということになります。これが更年期とめまいや耳鳴りがストレスと副腎の繋がりになってきます。

更年期とめまいや頭痛にはストレスと副腎が関係

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対処はストレスをいかに減らすか

お伝えしてきた通り、更年期とめまいや耳鳴りにはストレスと副腎の問題が関係しています。病院で異常が見られず「更年期だからめまいがでても仕方ないね」という原因不明のパターンはこの流れが考えられるんですね。

そこで「大事になるのがストレスをいかに減らしておけるか」が大事になることをご自身の概念に入れてもらえればと思っています。オススメの対策として行って欲しいのは…

音楽

  • 何かストレスを発散する趣味があればそれに没頭する。
  • 睡眠をしっかりとる
  • 食生活をみなおす(甘い物、炭水化物の取りすぎ、偏った食事、お酒を控える)
  • 水分補給はコーヒーやお茶、ジュースではなくお水をとる
  • 軽いウォーキングを日課にする
  • 深呼吸をして循環を引き上げる
  • グチを誰かに聞いてもらう
  • 自分の基準と価値観や常識は、他人のそれとは違うと考える

などといった対策をとっておくことは非常に大事になります。これらはストレス対策とともに内臓疲労(副腎など)を減らすためにもなりますのでぜひ行ってください。当院の患者さんにも上記のことはお伝えしていますが、特に食生活の部分は乱れていると内臓自体が疲れやすく機能がより低下しやすいので注意してもらいたいですね。

僕の考えですが、患者さんの話を聞いているとストレスの元はほぼ「対人関係」によるものだと思います。治療でストレスの反応がでて、聞くと「人」が必ずといっていいほど絡んでいます。価値観や基準が他人とは違うということがほとんどではないでしょうか?僕もイライラしたりストレスを感じるのは自分の価値観と基準、常識と違うことをされる時だと実感しています。その時は「自分の基準と価値観、常識は他人のそれとは違うから仕方ない」と言い聞かせて落ち着かせるようにしてますが、割と落ち着くので良かったら試してみてください。

おわりに

笑顔

「更年期によるめまいや耳鳴りについて」と「その対処方法」について紹介してきましたがいかがでしたか?ストレスと副腎が更年期障害によるめまいや耳鳴りに関連することは、知っておいてもらうことが重要だと思っています。

そうすることでストレスを避けたり、解消する重要性に気付いてもらえますしその結果症状の軽減にもつながるはずだからです。

この記事を通して、あなたの更年期によるめまいや耳鳴りが少しでも楽になる方向に向かうことになれば嬉しいです。

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