子供の反り腰は危険?!治し方はこれ!


著者:
 川上 健史郎
所持資格:

中学時代にヘルニアを克服し競技復帰したことをきっかけに治療家を志す。柔道整復師・コアコンディショニングトレーナー・自律神経整体・介護予防訓練士の資格を取得し、某Jリーグのユースや整形外科での治療、学生競技のトレーナー、高齢者に向けた体操教室の講師活動をしながら日々治療にあたり、今に至る。

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子供の反り腰というのはスポーツをしている子供に多く、腰痛がでやすかったり、「腰椎分離症」といって腰骨の疲労骨折をおこしやすいので改善していたほうが良いのは間違いありません。子供でも腰のケア、予防はとても大事。将来腰痛で困る、スポーツを思う存分できなくて辛い思いをする、そんな思いをしないために今から改善しておくために必要なことをこの記事ではお伝えします。

反り腰とはどういう状態?

反り腰とは?

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反り腰の方はどうなっているかざっくりというと、「骨盤が前傾している状態です。」 骨盤が前傾すると→腰椎(腰の背骨)が反るようになる→お尻がプリッと出てお腹が前に飛び出している状態です。

反り腰の原因は?

ほとんどが生活習慣、座り方によるものが多いです。ゲームやスマホが一人一台の世の中、子供もみんなもってますよね?公園や電車、ベンチ…子供をみると友達で集まって丸まって前傾体勢ではないでしょうか?その体勢で生活習慣がつくと背骨の前側の筋肉が縮こまります。その結果前側に背骨(腰)が引っ張られ反り腰の体勢になりやすいといわれています。

反り腰だと何が良くないのか?

腰痛を起こしやすくなる。 構造的に背骨はS字状になっています。その中で腰は反るようにできていますが、反り腰だと過度に反ってしまいますので、腰に負担が常にかかっている状態です。そのため腰痛を発症しやすく、子供に多い腰椎分離症といって腰骨の疲労骨折になることも多いです。実際に、小学生の患者さんでスポーツをされている女の子が来られた症例で、反り腰による腰椎分離症でスポーツを中止して治療に来られることもあります。また、小学生で腰痛を持っているお子さんの特徴として反り腰が多いですね。将来腰痛になってスポーツを中止したり、学校行事を楽しめない、、そんなことにならないように対策しておいたほうが良いです。

正しい姿勢でないと、カラダも正しくうごけない

反り腰はカラダに良くない姿勢

反り腰はカラダの構造的に理想の姿勢ではありません、姿勢が良くない状態だと正しいカラダの動きが出来なくなってしまいます。姿勢が良くないとどうなるのか?身体を使って実践してみましょう!実践するとよくわかります。

カラダが回りにくくなる?

まずは、自然に立ちましょう。そのまま後ろを向くように身体を捻ります。左右ともどうでしょうか?問題なく後ろを振り向けることと思います。 これを姿勢がくずれているとどうなるか?まず先ほどと同じようにたちます。次につま先を内側に向けましょう。少し内股になるような感じですね。では、そのまま先ほどと同じように後ろを振り返ってみてください。どうでしょうか?左右とも先ほどよりも振り返りにくくなりませんか?少し身体がくずれているだけでこれだけ、正常よりも身体の動きが悪くなるのを実感できたと思います。もうひとつ紹介しますね。

猫背だと肩があがりにくくなる?

座った状態でも立っていてもいいのですが、背筋を伸ばします。その状態で手をバンザイしてみてください。普通にバンザイできると思います。次に背筋を曲げる、猫背の体勢をとります。そのままバンザイしてみてください。どうでしょうか?バンザイしにくくありませんか?途中で止まってしまうのを確認できると思います。 姿勢がくずれているとこれだけ体の動きは制限されてしまう、悪くなってしまうことを実感できたかと思います。ということは、反り腰も身体には良くない姿勢ということが理解できると思います。次に自分は反り腰かどうかをチェックするポイントを紹介します。

反り腰かな?あてはまるかチェックしてみよう!

横から姿勢をチェックしてみましょう!

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こちらが正しい姿勢ですね。見る場所としては、耳・肩・股関節・ひざ・くるぶしが一直線上にあるかどうか見ます。これを基準に反り腰はどういう状態かチェックしましょう。

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反り腰は股関節が前に出やすいので、一直線上から外れることが多いです。「お尻が突き出している」「腰が反る」状態ですね。 まずは、横から写真をとって確認すると良いでしょう。 写真をとって、確認すると骨格や筋肉のバランスが崩れていることを認識できると思います。

子供の反り腰改善方法について

それでは、子供の反り腰改善方法をお伝えして行きます。 ここでは3つの方法に絞ってお伝えしますね。

①キャットドッグ

②お尻歩き

③大腿四頭筋ストレッチ

この3つに絞ります。 それぞれ、毎日続けて頂くことがベストです。 それでは各項目について説明して行きます。

キャットドッグ

キャットドッグ

目的…姿勢に関する背骨周りの筋肉を柔らかくして、動きを滑らかにする。

四つんばいになります

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息を吐きながら背中を丸めます。猫がよくする動きです。首から背骨までしっかり動かす意識をもってポーズをとってください。 ポイントはおへそを覗き込むようにすることですね。

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次に息を吸いながら、背中を反って行きます。 この体操で骨盤が前傾と後傾を繰り返すことができます。 この動きを15回繰り返すだけでOK!

骨盤歩き

目的…骨盤のバランスを整える。

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両脚を伸ばして座りましょう。

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お尻を交互に前に出して前進します。6回前にいったら、次は逆に後ろに6回戻りましょう。この場合腕の反動も使うとやりやすいです。

ストレッチ(大腿四頭筋)(腸腰筋)

大腿四頭筋

ストレッチ 目的…骨盤と背骨にくっついていて、骨盤・背骨を前傾させる筋肉をゆるめる。

 

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横になって片脚を曲げて、後ろに倒れます。

腸腰筋

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しっかりした椅子に座り、片脚だけあぐらの体勢をとります。そのままあぐらをかいた足と同じ側の肘を乗せて、体重をかけて逆の方向に身体をねじります。 各ストレッチ左右30秒ずつ行いましょう。

 

この3つを毎日継続して行うことで変化は出ます。まず1ヶ月を継続して、3ヶ月間続ける習慣を付けてみてください。その際また写真をとると変化を感じることでしょう。

子供は楽しくないと続きません。一緒に楽しくしましょう。

先ほど説明した、反り腰の治し方ですが、大切なのは1回だけでなく毎日継続することです。これに尽きます。何年も生活習慣の問題で反り腰になっていることがほとんどなので、それなりに地道に治す期間は必要です。まずは1ヶ月を目標に。そこまでできたら習慣化してるはずなので3ヶ月をめどに頑張りましょう。 また、子供は飽きっぽいです。継続するにはそれなりに楽しくないといけません。私も子供のトレーニング指導をしていますが、褒めたり、一緒にしたり、必ず見て声かけしていました。そうするとやめよーとなったことはありません。面倒かもしれませんが、一緒にするか必ず一人でやっときやと放置しないようにしてあげてくださいね。

姿勢が良くなるとこんな効果も!

姿勢が良くなると3つのメリットがあります。

①集中力アップ 姿勢が悪いと、呼吸が浅くなることがほとんどです。自然呼吸が浅いと酸素を脳に送る働きが低下するため、集中力の低下につながります。また、本来使うべき体幹の筋肉が働かず、姿勢がどんどん悪くなって定着するので気をつけたほうがいいですね。

②腰痛予防 反り腰=腰痛になりやすいです。子供さんが将来腰痛で好きなことができない、学校の部活を休まないといけない、、なんてことにならないために今のうちから改善しておいてください。

③スタイルと能力アップ スタイルは当然良くなりますので、オシャレに敏感な女の子には話してあげると喜んで取り組むかもしれませんね。また、最初にお伝えしたように姿勢がくずれていると身体は動かしにくくなります。そうするとスポーツに影響は間違いなくでるので、それも伝えておくと良いと思います。

おわりに

いかがでしたか? まずは、反り腰かどうかチェックして、姿勢がくずれていると身体が動きにくくなって良くないということを実感してもらうことが大切です。子供は特に自分の身体で体感することで興味をもってくれやすくなるので、忘れないように行ってくださいね。 小学生、中学生の反り腰の患者さんが腰痛に悩んで治療に来られることはとても多いです。治療はもちろん頼ってもらえればトレーニングの指導も兼ねて指導させて頂きますが、まずは自分でやれるチェックから、治し方を試してみると良いかと思います。この記事を読んで子供さんの反り腰解消の手助けになれば嬉しいですね。

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