外反母趾治療3つの方法【自分で出来る】


著者:
他の院長や理学療法士に指導し医師・看護師から頼られる治療家 平井 大樹
所持資格:
柔道整復師

海外のスポーツトレーナー資格取得後、元巨人のトレーナーからテーピングやストレッチを学ぶ。さらにはトリノオリンピックチームドクターから手技を取得し、のべ80000人以上の施術経験で箕面でみゅう整骨院を開業。ACミランジュニア、梅花大学チアリーディング、春校バレーにトレーナーとして帯同するスポーツの怪我などのエキスパート

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最近なぜか足の親指が痛い、こっちの足だけちょっと曲がっているような気がする。そういえば、親の足も同じように曲がっていたのを思い出した!この足は、このまま放置していると一体どうなるのだろうか?もしかして、このまま曲がっていくと履きたい靴が履けなくなるかもしれないどうしよう。このようなことでお悩みではないでしょうか?
そのような不安が解決できるようにこの記事では、外反母指治療を自分で行う3つの方法と、医療機関における外反母趾治療について、外反母趾を放置しておくとどうなるかについて紹介しています。外反母趾治療は早期発見、早期対処することで、5年後10年後も履きたい靴を履いて自分の足で歩けるようになりますので、お役に立ててくださいね。

外反母趾ってどんな状態?

まずは、外反母趾になっているセルフチェックしてみましょう。

  • 合わない靴をムリに履いていると足が痛い
  • 親指が「く」の字にまがってきた
  • 指と指の間に皮膚のトラブルがある
  • 親指の出っ張った部分が痛くなったり腫れる
  • 足裏にタコができやすい
  • 巻き爪

になっているひとつでも当てはまる方は要注意。外反母趾になっているかもしれません。

このような方は、足の角度を測ってみましょう。正確にはレントゲンで線を引くのですが、A4の紙に足をのせて線を引き角度を測ることで簡易ですが診断できます。

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この「く」の字の角度が20度以上ある方は外反母趾になっていますので、早めに対処する必要があります。

外反母趾って1種類ではありません。様々な種類があります。

先ほどの検査で角度が20度以上ある方は、次に外反母趾の種類を見ていきましょう。外反母趾と言っても色んな種類があります。大きく分けて5つです。

(写真挿入)

多いパターンは複合型です。外反母趾は放置しておくと音を立てずに密かにゆっくりと進行していきます。10年後、気がつけば「私の足ってこんな形してた?」ってことはよくあることです。
そのようなことにならないように、早期に外反母趾治療を開始して、年を重ねても自分の足で歩ける体を目指すことをおススメしています。

外反母趾治療3つの方法

それでは、実際に外反母趾治療を自分で行う方法について紹介していきたいと思います。
基本的にどの種類の外反母趾の方にも使える3つの方法です。

青竹ふみ

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特に、自然の竹がおススメです。1分~1分30秒を毎日行いましょう。ポイントは、足裏にある親指の付け根から踵(かかと)との間にある筋肉です。写真の黒マジックで書いてあるところです。

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この筋肉を緩めることで、足の角度が悪化するのを予防できます。

足指回し

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足の指をグルグルと時計回り、反時計回りに回します。これも1分~1分30秒を毎日行いましょう。ポイントは、指先だけでなく、足の甲の真ん中あたりから大きく回すイメージで行うことです。指を回すと、指の間の筋肉が緩みます。この筋肉を緩めると、足裏のタコの改善や予防に効果的です。

スネもみ

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スネを揉みます。1分~1分30秒です。ハンドソープやワセリン、ベビーパウダーなどを使うとやりやすくなります。上から下にスゥーと流すようにマッサージして下さい。痛いと感じる強さは、かえって足に良くないので、気持ちが良いと感じる強さで行いましょう。

この3つを出来る限り、毎日続けてください。回数は、1回~3回くらいでよいと思います。

医療機関などで外反母趾治療を受けることもできます。

外反母趾治療を自分で出来るに越したことはありません。
しかしながら、「自分でやるのは、手間だなぁ」「私の外反母趾は、進行しているので早く治したい」「なかなか、自分で試行錯誤しても良くならない」そんなお悩みの方にお勧めなのは、医療機関などで外反母趾治療を専門家に任せる方法です。大きく分けて2つの方法があります。

1つ目は、手術による方法です。

このメリットは、骨を切って、適切な位置に外科的に治せることにあります。手術方法や入院期間、費用は医療機関によって異なります。デメリットは、手術を一回行うと再手術はできない、また再発した際に他の方法の効果が少なくなること。
また、入院期間とリハビリ期間を含めると医療機関や手術の方法によりますが3か月ほど仕事に復帰できないということや、費用面での負担も大きい。

2つ目は、整骨院や整体院による手技療法。

メリットは医療機関で手術を受ける費用より安い、骨を切らない、良い先生と巡り合えたらかなり改善する。デメリットは、どこに行けばいいかわからない、何度か通わなければならない。

この2つが医療機関などで外反母趾治療を受ける方法です。どちらもメリット、デメリットはありますがそれは、自分で行っていても当然あります。
外反母趾治療を自分で行う方法のメリットは、費用がかからない、医療機関などに行く時間を取られないというところです。デメリットは、当然自分でやらないといけない、また専門家ではないので良くなっているか悪化しているかわからないということです。自分でやっていても気がつけば悪化しているケースもあります。

外反母趾を放置しておくとどうなるのでしょうか?

ここまでで、外反母趾の種類や自分で外反母趾治療をする方法や医療機関での外反母趾治療について紹介してきました。
きっとこのブログを読んでいただいている方は、「私の足ってこのまま放置しておくとどうなるの?」「もしかして、もっと悪くなるのでは?」と不安になっている方もいらっしゃるのでは、ないでしょうか?

実は、外反母趾を放置しておくと足だけでなく体全体に悪影響を及ぼします。

では、外反母趾を放置しておくとどのような順番で体に悪影響を及ぼすのか説明していきます。

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  1. 外反母趾を放置
  2. 膝が外側を向いていく
  3. 股関節が開き腰が落ちる
  4. ヒップダウンしてお尻回りや大腿部に脂肪がつく
  5. ねこ背になり肩こり腰痛になる
  6. バストダウンと二の腕に脂肪がつく
  7. 頭でバランスをとるので顔が前にいく
  8. フェイスダウンする
  9. 外反母趾が悪化して外出したくなくなる
  10. 外出しないのでスレスがたまり精神的にも疲れる

このような順番で体に悪影響の負のルーティンが続きます。この状態で5年、10年過ごしていると体の内側の状態にも良くありません。それほど、人間にとって「足」というものが重要だということです。

足にまつわる言葉が意味すること

余談ですが、日本のことわざで足にまつわる言葉があり外反母趾になると、「二の足を踏む、蛇足・足かせなど」足にまつわることわざが示すように前に進めなくなってしまいます。そうすると膝や股関節、腰など様々な全身症状に発展していきます。その反対に、足が健康な人は、「地に足がつき足取りが軽くなる」ため人生が好転していきます。

ヒールや靴が外反母趾の原因ですよね?

そうすると、気になるのがヒールや靴の影響ですよね。外反母趾の原因の定番がヒールや合わない靴だと思われています。実は、悪化する要因にはなりますが直接の原因ではありません。
例えば、そんなにヒールを履いていない世代の方でも外反母趾になっていたり、最近では子供の外反母趾も多くなってきていますし、ヒールや靴を変えても痛みは取れなかったり変形していきます。

では、なぜ外反母趾になってしまうのでしょうか?

それは、悪い「歩き方」をしていることが根本的な原因になります。悪い歩き方で、ヒールや合わない靴を履いていると外反母趾になる可能性が上がり、悪化する可能性が高くなります。ですから、ヒールや靴は直接的な原因ではないということです。

先ずは、自分で外反母趾治療をやってみましょう。

このように、外反母趾は様々な種類があり、進行していくものです。医療機関などで外反母趾治療を受ける方法もありますが、まずは、自分で出来る外反母趾治療からやってみましょう。それでも、ダメ。もっと早く治したい方は、医療機関などを上手に利用することをおススメします。

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