首のヘルニアの症状って?まずは知って治しましょう!


著者:
 松村 悠加
所持資格:

大好きな祖母が変形性膝関節症、先天性股関節脱臼が悪化し、一時は歩けないほどに。祖母のような症状で悩んでいる人を助けたい!と思い、鍼灸師を目指す。鍼灸師の国家資格取得後、整体、自律神経整体、くびれ鍼の資格を所得し、現在に至る。

th_th_2015821mn-18

あなたは、こんなことないですか?
仕事中、肩こりで集中できない!しかもこれ、だんだんひどくなってない!?

それって、本当にただの肩こりですか?
実はその肩こり、肩こりじゃないかもしれません…。

今回は肩こり、首こりに潜む原因の1つである「頸椎椎間板ヘルニア」についてお話していきます。

肩こり、首こりとヘルニアの違いって?

簡単に言うと肩こり、首こりとヘルニアの違いというのは、

  • ・神経に触れているのがヘルニア、触れていないのは肩こり
  • ・椎間板(図参照)がつぶれているのがヘルニア、つぶれていないのが肩こり
  • ・骨の問題があるのがヘルニアなどの病名がつくもの、ないのが肩こり

というふうに、レントゲンやMRIなどをとって異常がある場合をヘルニア(頸椎椎間症、頸椎症など、違う病名がつく場合もあります) 異常がない場合をいわゆる肩こりと呼ばれることが多いです。

ヘルニアとは?

では、本題のヘルニアとは一体どういったことなのでしょうか?

腰に起こる「腰椎椎間板ヘルニア」と首に起こる「頸椎椎間板ヘルニア」がありますが、
今回は首のヘルニアのことをお話ししますね。

まず、首の骨は7つあります。

image
首の骨の事を頸椎(けいつい)というのですが、その頸椎の骨と骨の間に「椎間板」という、ジェル状のものがあります。
普段はそれをクッション代わりにして骨や神経、血管を守っています。
それが、大きな負荷がかかるなど、なんらかの影響でつぶれることがあります。
それがいわゆる「ヘルニア」です。
そして、神経や血管が圧迫され(最近の論文では引っ張られているとの説も・・・)、激しい症状が出ることがあります。

ヘルニアの症状

では、ヘルニアによって、神経や血管に障害が起きたらどうなるのでしょうか?
・首や肩の重さ
・首や肩の痛さ
・指、腕、肩のしびれ
・指、腕、肩の感覚異常(触られている感覚が鈍い、冷たさや熱さを感じにくい等)
・指、腕、肩に力が入らない
などの症状が起きます。
もちろん、個人差があるので、すべての症状が当てはまるわけではありません。
ただ、しびれや感覚異常、力が入らないなどの強い症状がある場合は高い確率で首に問題があります。

ヘルニアの種類

ヘルニアには大きく分けて2つの種類があります。
①脊髄性のヘルニア
首の骨の奥に「脊髄」といって動くように命令したり、熱い・冷たいなどの感覚を感じたりするところがあります。
脊髄性のヘルニアとは、ここが障害され、
このタイプは最も症状が重く、ひどいと
・歩けなくなる
・排尿、排便が難しくなる
・手が思うように動かない
など、普段の生活がかなり困難になるような症状がでます。

②神経性のヘルニア
神経性のヘルニアとは、その名のとおり、神経がヘルニアによって障害され、
・指、腕、肩にしびれがでる
・首や肩に電気が走るような痛みがでる
・指、腕、肩の鈍い重さがある
などの症状がでます。

ヘルニアってどれくらいで治るの?~種類別治療期間~

では、ヘルニアはどれくらいで治るものなのでしょうか?
まず①の脊髄性のヘルニアからです。
基本的には手術適応となり、出来る限り、早めの処置が必要になります。
かなり重症なので6ヶ月以上は見ておいたほうが良いでしょう。

②の神経性のヘルニアは、①よりは軽度で、正しい処置をすれば、ほぼ必ずよくなると思ってもらってもいいでしょう。
手術をしなくても症状が治まることが多く、治療期間とすれば6ヶ月未満でほとんどの場合よくなります。

同じような症状で違う病気の可能性は!?

同じ症状が出ても、やはり、ヘルニアと肩こりだけでなく、さまざまな病気であることが考えられます。
先ほどの「ヘルニアの症状」のところでお話ししていた症状でも、
・頚椎症
・頸椎椎間関節症
などの別の病気である可能性がありますし、
・ストレートネック
・首の関節の動きの悪さ
・内臓の病気、疲労による血行不良
などが原因である可能性もあります。
そのあたりは、ご自身での判断は難しいと思いますので、まずは整形外科さんでレントゲンやMRIなどの
検査を受けてから、その検査結果に沿った対処法を取ると良いと思います。

 

日常での注意点

th_th_2015821mn-173

さて、症状の重さや、出ている出ていないにかかわらず、日常生活は予防の面でも、悪化を防ぐ面でも
非常に大事です。
基本的なことですが、
・デスクワークをするときは適度(30分おき)に休憩をいれ、首が固まって血行不良がおきないようにすること

・電車で寝ないこと
・睡眠を6~8時間とること
・お風呂には10分~20分浸かること
・適度な運動(10分~20分のウォーキングなど)をすること
・暴飲暴食を防ぐこと
などのことを気を付けてみてください。

まとめ

大丈夫!早めの処置で早めに治しましょう!
もし、これに当てはまったとしても、落ち込まないでくださいね。
もしヘルニアと言われても、頚椎症といわれても、きっとよくなります。
ただ、やはり早めの処置の方が治る確率が高まりますし、治る早さも変わってきます。
ただの肩こりだと油断せず、辛さが長く続いている場合は早めにまずは整形外科などの病院に行ってみてくださいね。

そして今のあなたの体は、過去のあなたの生活習慣の結果ですし、今のあなたの生活習慣が、未来のあなたの健康状態を決めるので、今から、ぜひ、生活習慣の見直しをしてくださいね。あなたが毎日健康で幸せに過ごされることが私たちの願いです。

 

「なるほど!」と思ったらあなたの周りの大切な人にもシェアしよう